FreeBSD-11.2-RELEASEへバイナリアップグレード
6月下旬に予定通り FreeBSD 11.2 がリリースされました。いつもは、ディスクイメージ落としてクリーンインストールするのですが、デスクトップ機側は GENERIC がらほとんど変更していないので、今回は、バイナリアップグレードを初めて行ってみました。
後藤大地さんの「FreeBSD 11.2登場、LLVM 6.0.0導入」の記事通りに、まずは 11.1p9 からその時点での最新の p11 へアップデート。その後、11.2 へのアップデートと pkg のアップデートを行い、めぜたく 11.2-RELEASE へアップデート出来ました。
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まず、11.1 を最新版にする # freebsd-update fetch # freebsd-update install 不要みたいだが一応リブート # shutdown -r now いよいよ 11.2 へアップグレード パッチが 48,000 超えの為、時間掛かります。 # freebsd-update upgrade -r 11.2-RELEASE 途中の質問はとりあえず全て y /etc ファイルの変更でエディタ起動を要求されたが、起動後、即セーブ終了。 # freebsd-update install # shutdown -r now # freebsd-update install めぜたく 11.2 へ。pkg をアップグレードします。 188 pkg あったので、またまた時間が掛かります。 # pkg update # pkg upgrade # freebsd-update install リブートする前に nVidia のカーネルドライバを再インストールします。 最後にもう一度リブートして完了。 # shutdown -r now ports を最新に入れ替えます。 # portsnap fetch upgrade 古いファイルを使いまわしていたため、パッチが上手く当たらなかった 部分を訂正。 # /etc/sysctl.conf バージョンコメント部訂正 |
アップグレード後のディスクトップ画面は、以下の感じ。pkg がアップデートされたためか、以前発生していた、MATE のユーザログイン状態からのシャットダウン時のコアダンプも治っている様です。

core i7-6700 でカーネルアップデートに約1時間、pkg アップデートに約1時間の計2時間ちょっとで終了しました。各アプリの環境ファイル引き継ぎやカーネルソースの変更もやってくれるので楽です。
12.0 からは pkg でアップグレードできる様になるらしいので、そうなると、もっと簡単になります。
さて、サーバ機の方はどうしようか。あっちはカスタムカーネルだし、pkg も変則インストールしてるから...