3.1 Windows 10 とのデュアルブートインストール(10.3-RELEASE)

2017年7月1日

 デスクトップ機(Cindyさん)を新調したのに伴い FreeBSD 10.3 を入れ、Windows 10 とのデュアルブートを構成します。Cindy のディスク構成は以下の様になっており、今回は流用したSSDを使用しWindowsとは別のディスクにインストールします。

DISK 構成(インスト後)

1.インストールの前に

 必ずWindowsのシステムバックアップを取ります。特に今回はWindowsのEFIパーティションを弄るので、想定外の状況や誤操作によりWindowsが起動不可になったり、最悪再インストールが必要になる可能性があります。(経験者が涙目で語っております)
 また、UEFI で設定するセキュアブートは無効にしてください。

1.1 インストール方針

 今回の方針は、ザックリ以下の様に決めました。
(1)UEFI 環境でのインストールで、Windows とのデュアルブートとする。ブートマネージャは rEFInd を使用してみる。 
(2)FreeBSD は amd64 で2環境(2面-1つがメイン、2つ目がサブのテスト用)を作成する。
   パーティション構成はEFI,swap,UFSの / のみとします。(今なら ZFS でしょ!と言うのはなしネ)
(3)後日 Linux を導入する為、未使用領域を残しておきます。

1.2 インストール材料の準備

(1)FreeBSD のインストールイメージ
 ftp://ftp.jp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/releases/ISO-IMAGES/10.3 等から uefi 用のイメージをダウンロードしDVD 等に焼いておきます。(今回は FreeBSD-10.3-RELEASE-amd64-uefi-dvd1.iso をダウンロード)
(2)ブートマネージャ
 UEFI になって旧BIOSのサーバ機で愛用していた標準のブートセレクタは使えなくなり、最近では、インストールメニューにも入っていません。
 FreeBSD.org としては、必要なら grub2 を使えとのことなのでしょうが、いまいち馴染めず(と言うか勉強不足で使い方が...)下記のインスト動画でも紹介されていた rEFInd にしました。
 rEFInd については
 The rEFInd Boot Manager
 を参照、またダウンロードは以下からバイナリを頂いて来ます。私が落としたときは 10.2 が最新でした。因みにBSD, GPLv3 ライセンスですがドネーションウェアです。
 rEFInd:sourceforge.net
(3)EFI BCD情報操作ツール
  EasyUEFI の非商用ユース用 Free 版を入れます。最新は2.8でした。
 The EasyUEFI Development Team.
 一年前に使用したときは日本語インストール(わけわからい日本語になってました)があったのですが、2.8は英語での使用となります。このソフト使い勝手がよく便利なのですが、以前のものはノートンのシステムスキャンに引っかかり(誤検知かもしれませんが)削除された経緯があります。2.8ではシステムスキャンでは問題なし、特に怪しげなサービス、スタートアップ登録はない様ですが、ご心配な方は使用前にシステム回復ポイントの作成とか、LANケーブルの抜線とかのセキュリティ対策をおすすめします。
(4)手順の確認
 以下のインストール動画を見て手順の理解と確認を行います。
 Install FreeBSD 10 in UEFI Mode (Dual Boot Windows 8/8.1/10)

2.FreeBSDインストール

 PCの電源を入れ、FreeBSD のイメージを焼いたDVD等をPCにセットしてPF12等を押下し起動ドライブ選択画面を出します。
 頭にuefi: の付いているドライブを選択します。あとは手順動画と FreeBSD ハンドブックの通りにお好みでインストールします、以上。
 なんですが、勘所だけ記載しておきます。
(1)ディスク領域の割り当ては「Manual」を選択。インストールデバイスは、今回の場合2台目のディスクなので ada1
(2)パーティションスキームは「GPT」を選択。
(3)パーティション構成は私の場合以下を作成

(4)入れるものは、src はインストールに含めておいてください。ports は立ち上げ後最新版をいれるので、今は不要です。
(5)インストール終了後、リブートを掛けメディアを外してほっておけば、FreeBSD が立ち上がって..来ません。

3.rEFIndのインストール

 この状態で、FreeBSD が立ち上がったら貴方のPCは神憑っています。あとはそのPCさんにお願いすれば良いのですが、通常はWindowsが立ち上がると思います。なので、ブートマネジャの rEFInd を入れます。

管理者権限でコマンドプロンプト起動、diskpart を使用して windows の EFI パーティションにドライブレターを割り振ります。

 list vol でWindows側のEFIパーティション確認(FAT32のパーティション)この場合は3なので、sel vol で3を選択します。
次にドライブレター(今回はk)を割り当てます。(空き文字であれば任意で可)
diskpart を終了し、dir などで内容確認しておきます。
 ダウンロードした、rEFInd を任意のディレクトリへ解凍します。今回は、D:\ に解凍し、D:\refind-bin-0.10.2 を作成します。

内容確認の後、rEFInd をディレクトリごと EFI パーティションへコピーします。

起動OSはwindows 64bit版なので、x64 以外は使用しないので削除します。
rEFFInd.conf.sample コンフィグファイルの名称変更とドライブレターを削除してコマンドプロンプトを抜けます。

 4.rEFIndの起動設定とデュアルブート

 rEFInd の起動情報を作成するため、EasyUEFI をインストールして起動します。

 赤枠の「Manage EFI Option」をクリックします。


 「create a new entry」ボタンをクリックします。


 ①のTypeドロップダウンより「Linux or Other OS」を選択。②のDiscription に「rEFInd」等識別名称を入れます。ブートローダを指定するため③のEFIパーティションを選択し、File path の「Browse」をクリックします。


 ディレクトリツリーの画面からインストールした「refind_X64.efi」を選択(①)して「OK」をクリックします。


 指定した情報が入っていることを確認(①)して「OK」をクリックします。

 先程作成した「rEFInd」のブートローダ(①)を↑ボタン(②)を押して先頭にもって来ます(ブート順の変更)。 またその他のブートローダを選択して右のDetailed Infomation(④)に表示される情報をコピペしておきます。終了したら、「Home」をクリックし、EasyUEFIも終了させます。
 
  この状態で、PCをリブートすれば、rEFInd が起動してWindows10, FreeBSD のEFIブートローダを自動認識して、アイコンの起動OS選択画面が表示されます。それぞれのOSがちゃんと起動出来る事を確認します。

 また、2面目のFreeBSD を同様にインストールしておきます。(パーティション構成は、1面目と同じにサイズのみ変えて作成します。

 5.rEFIndのコンフィグ変更

 FreeBSD を2面インストールしていると Windows と合わせて3つのアイコンが表示されますが、自動認識では FreeBSD のアイコンが設定されません。rEFInd.conf を追加・修正して「らしく」します。

 rEFInd が使用するアイコンは rEFInd をインストールしたEFIパーティションの \efi\refind\icons にあります。
 上記と同様に diskpart を使用し、Windows, FreeBSD の各EFIパーティションへドライブを割り振ります。
 \efi\refind\icons からアイコン用のpng ファイル(例えば、os_freebsd.png)をFreeBSD のEFIパーティションへコピーします。(今回はブートローダと同じ所にしました)
 sample からコピーしたrEFInd.conf を以下の様に追加修正します。volume の指定は EasyUEFI で取得したGUID を指定します。

 今回はロード先のボリュームは GUID を指定しましたが、本来はパーティションラベルの方が良いです。また、scanfor の internal を外すと内臓ディスクは捜さなくなるので、設定したメニューが正しく動く事が確認できてからにします。diskpart でドライブ名を解除して、リブートします。

こんな感じで表示されます。

 尚、2面目のFreeBSD はこのままでは起動出来ません。正確に言うとブートはするのですが、1面目のFreeBSDが立ち上ってしまいます。その対策等は、また、別のお話で。

 長々とご苦労様でした。

【参考にさせて頂いたサイト様】
FreeBSD ハンドブック
・rEFInd の本元サイト:
   The rEFInd Boot Manager
・ダウンロード元:
   rEFInd:sourceforge.net
・インストール動画
   Install FreeBSD 10 in UEFI Mode (Dual Boot Windows 8/8.1/10)
・EasyUEFI ダウンロード元:
   The EasyUEFI Development Team.

Posted by null-a