7.1 Raspberry PI への FreeBSD インストール

2018年4月24日

 小型、低価格の手乗りコンピュータ Raspberry PI に FreeBSD を入れて、サーバメンテ中の「またのご来店をこころよりお待ちしております」表示サーバとVPNサーバに仕立ててみます。
 今回は FreeBSD のインストール、初期設定編です。

7.1.1 導入準備

 以下の必要物品を準備しておきます。
(1)RaspberryPI本体
   今回は、2でも3でもなく初代ラズパイB+を用意(数年前の戴き物)しました。
(2)MicroUSBのACアダプタ
   電源の必要容量が小さいので、そのこらに転がっている携帯電話用充電器を充当しました。
(3)USB接続KB
   これも、現お家サーバーにつながっているものを借用します。
(4)HDMI接続のモニタ(またはTV)
(5)ケーブル類(HDMI,LANケーブル)
(6)SDカード(OS書き込み用)&SDカードリーダー/ライター
   死蔵品の16GBを使用。リーダー/ライターは昔買ったUSBタイプの安物。
(7)作業用PC
   今回は Windows 10 PC で作業します。

7.1.2 システムイメージの作成

(1)FreeBSD のダウンロード
 FreeBSD-11.1-RELEASE を使用します。本家やミラーサイト等から Rasberry PI B+ 用のバイナリーイメージをダウンロードして作業用PCで解凍しておきます。
ダウンロードするファイルは
FreeBSD-11.1-RELEASE-arm-armv6-RPI-B.img.xz
Windows 上での .xz の解凍は Explhz 等で解凍出来ます。解凍して .img ファイルを作成します。

(2)OSイメージの書き込み
 解凍したイメージファイルは、通常のファイルコピーでは無く、SDカードの頭から書き込む必要があります。
 このため、ちょっと古いですが、DDWin と言う UNIX の dd コマンドの Windows 版ソフトを使用しました。ただ、ちょっと以下の注意点があります。
 ・プロパティからWindows XP SP3 の互換モードにする。
 ・使用済のカードに書き込む場合は全領域未割り当てにしておく(ディスク管理等からカード上のボリュームを全て削除しておく必要があります)。

 USBリーダー/ライターにカードをセットして、PCに接続し、DDWin を立ち上げます。
「ファイルの選択」ボタンを押して書き込むイメージファイルを指定。「ディスク選択」ボタンを押して接続したカードのドライブを指定します。
 「<< 書込 <<」ボタンを押して書き込みを開始します。

書き込み終了

 書き込みが終了したら、SDカードを Raspberry PI のカードスロットへセットします(基盤表面から見てSDカードは裏返してセット)。
 HDMI、LAN、KB USB ケーブルを差し込み、ACアダプタの MicroUSB を差し込みます。Raspberry PI は電源スイッチは付いていない為、ACアダプタを差し込んだ時点で電源が入り、可動します。(因みに shautdown -p now では、halt しますが、電源は切れません。)

ラズパイ、大地に立つ!

7.1.3 Raspberry PI FreeBSD の初期設定

 配布イメージから起動した FreeBSD は、以下の様になっています。
・KB MAP が US 仕様。タイムゾーンもUTC
・IP はDHCP で取得
・時刻合わせされない
・ssh がデフォルトで起動している
・root のパスワードは root。一般ユーザIDとして freebsd が登録されている
・SDカードの容量に合わせてファイルシステムは拡張されている

 boot 後、root で入って初期設定するのですが、US KB MAPでは致命的に使い勝手が悪いので、早そうに変更します。初期設定に関しては、参考サイト様にそのものズバリの記載があるので、その通りに設定すれば良いのですが、ここでは、それを参考に以下の様に設定していきました。

(1)rc.conf の修正
 内部IPアドレスを固定で振りたいのと、ホスト名称の変更もあるので、 /etc/rc.conf を以下の様に変更・追加します。

起動時に ntpdate を起動して時刻合わせを強制します。

(2)タイムゾーンの変更
 タイムゾーンの変更については tzsetup でも良いのですが手っ取り早ゾーンファイルをコピーしてしまいます。

(3)root パスワード変更とデフォルトユーザ削除と追加
 root のパスワードはすぐ変えた方が良いでしょう。またデフォルトの freebsd は削除し、自分用の一般ユーザを追加します。

(4)pkg インストール
 その前に、一旦リブートして(3)までの変更を有効にします。再ログインして pkg 本体のインストールを行います。後はお好みでインストールします。

(5)sshd の設定変更
 本機は、家内LANの内側にあり、外部に ssh は公開していないので、sshd に root とパスワードで入れるように conf を変更します。

 これで、teraterm などから root ログイン出来、複数ターミナルも開けるので操作が楽になります。

(6)vt コンソールで、漢字表示可能になっている?
 .profile へ以下を設定しただけで漢字表示が可能な様です。以前デスクトップ機に11.1を入れた時は気がつなかった(すぐにX11入れたので)のですが、11.1Rから漢字フォントも標準で入った様です。

 

【参考にさせて頂いたサイト様】
5.6.9.FreeBSD で遊ぼう(RasPi編)
[[Raspberry Pi Model BでFreeBSD 11-RELEASEを使う]]
FreeBSDにおけるタイムゾーンの手動設定方法
DD for WindowsがUSBメモリを認識しない場合の対処


初出:2018/04/13

Posted by null-a