勅命臨時大使、就任!-クリス・ロングナイフ

2017年7月6日SF

勅命臨時大使、就任!

 王女にして海軍士官のクリス・ロングナイフシリーズの7巻目。今回は、今までの物語の端々で登場した「イティーチ族」がついに登場。
 イティーチ族は、クリスの曽祖父、現王レイ・ロングナイフが士官時代に人類滅亡の寸前まで行った宇宙戦争の宿敵。現在は講話条約が結ばれ中立地帯を挟んでお互い非干渉だったはずが...
 今回は、どうも次作への前哨戦みたいで、前半、後半の2部構成で、ちょっとどっち付かずの感じです。前半は、イティーチ族の使節団をレイ王へ面会させるまで。どうも彼らの調査船が相次ぎ行方不明となり、共通の脅威として共闘してほしいらしい。
 後半は、またまたレイ王の妖計にはまり、「支持票を失わない様に」とある惑星の自然主義者と産業化推進主義者との諍いを丸く収めることに(しかも使節団連れて!)。
 「ロングナイフの行く所、常に血の雨が降る(特に本人よりも周りに!)」の諺通り、テロに巻き込まれ意識不明の重体になるは、使節団の中から脱走者は出るはで、毎回おなじみの展開でした。
 また、イティーチ戦争の発端が明らかにされ、クリスの曾祖母リタがMIAとなった経緯などが明らかにされます(もしかすると生きて戻ってきそう)。

 しかし、キャッチコピーの「どうして私がカウガール!?」は意味不明。カウガールにはなりません。ひょっとしてイティーチ族をウシと見立ててるの?「ブモー」とは鳴かないよな。あれは豚ウシだし。


著者:マイク・シェパード、出版社:早川書房、シリーズ名:海軍士官クリス・ロングナイフ

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Posted by null-a