revisions 1 を読んでみた

SF

 来年1月から始まるリビジョンズのノベライゼーションという事で読んでみました。
 第1巻370ページほどで物語りとしては1/3~半分くらいでしょうか?戦闘シーンがメインで、ほとんど種明かしはされませんが、登場人物、伏線も含めてどうも既視感が強くて、ちょっとイマイチで何処らへんがオリジナルなのかなって感じ。

リビジョンズ1

 BEATLESS よりはマシかもしれませんが、主人公が「俺がみんなを守るんだ!!」としか言わない脳筋バカで、共感を得にくい残念仕様。まあ、これからの成長を描くのかもしれませんが。

 もっと残念なのは、せっかくノベライズしたのに単なるノベライズに留まっているところ。最近のノベライズはこういうのが多い様なんですが、私などはTVシリーズで表現しきれなかった背景やそれぞれの生い立ちや歴史、思いを知りたいわけです。
 その意味でも主人公を含む5人のキャラクタの描き込みが不十分で非常に薄っぺらくなってます。7年前のきっかけとなる事件を何回も延々繰り返したり(その割に詳細は一切明かさない)、これだったらTV観ればいいやレベルです。なんの為に登場しているのか意味不明な登場人物もちらほら見受けますし、なんか半裸のお姉ちゃんとロボットの戦闘を出しておけば読者や視聴者は喜ぶんだと言う勝手な思い込みや上から目線が見え隠れします。

 ハヤカワSF文庫だったので、半分期待したのですが期待はずれでした。早川の編集さんももう少しなんとかならなかったんですかね、口絵に転送範囲の渋谷の地図くらい載せればよいのに。完全なライトノベルだし、角川あたりに任しとけば良いのにと思わずにいられません。

 TVシリーズでは、ヒロインのミロ役を小松未可子さんが担当するようですので、観てみようとは思いますがノベライズの方はお金に余裕があれば次巻も買ってもいかもといったレベルです。

revisions 公式ホームページ


原作:S.F.S. 著者:木村航 シリーズ名:revisions 出版社:早川書房

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Posted by null-a