自叙伝 ジャン=リュック・ピカード

SF, TV

 本書は伝説の英雄、ジェームズ・T・カークと並び称されるジャン=リュック・ピカード本人による自叙伝です。

自叙伝 ジャン=リュック・ピカード

 全9章建てで、幼年期からアカデミー時代、連邦艦隊勤務時代と退役後のお話が語られています。
U.S.S. エンタープラズD及びEでの艦長時代の活躍は180話に上る映像資料が公開されているため、ご覧になった方も多いと思います。

 本人は、初めて大佐となり指揮をとった U.S.S. スターゲイザー時代に殊の外思い入れがあるようで、本書全体の半分近くを費やしています。

 私としては、なかなか纏まって知ることの出来なかった、ヤンチャで自信過剰の士官候補生時代やU.S.S. スターゲイザーでの活躍が語られており嬉しい限りでした。

STAR DATE:-303589.1 U.S.S Ohmori 艦内にて


著者:ジャン=リュック・ピカード、編者:デイビッド・A・グッドマン、訳者:有澤真庭、監修:岸川靖、出版社:竹書房

 本書は、1960年代から脈々と続くスタートレックの第二シリーズ The Next Generation (TNG) に登場する架空の艦長の自叙伝です。TNGはもちろん、TOS(The Original Series) や VOY(VOYAGER) の登場人物が出てきたりそれぞれのシリーズエピソードがそこかしこに散りばめられています。

 子供が苦手になった理由や副長をナンバー・ワンと呼んだり、口癖の「Make it so.」を使う様になった理由もわかります(日本語吹き替えでは「そうしてくれ」とか言っている所かな)。

 また、巻頭には、懐かしい/貴重な写真やイラストが彩りを添えています。上述したようにエンタープライズD/E時代は駆け足ですが、キーエピソード(超時空惑星カターンやボーグへの同化)などは網羅されており、活字を追うごとにそのシーンが脳裏に浮かんで来ます。

 ちなみに超時空惑星カターン(原題:The Inner Light)は1993年度ヒューゴー賞 (映像部門) を受賞しています。ボーグと言えば日本のライカー副長も一時期セブン・オブ・ナインに同化されていたとか。

 地元アメリカでは、カークの自叙伝やスポックの自叙伝が出版されているそうですが、私としてはVOYのキャスリン・ジェインウェイの自叙伝が読みたいなぁ。

 本書はファンブックの趣が強いですが、スタートレックファンでなくとも楽しめると思います。気になったエピソードは、是非ともTNGをご覧頂くと楽しさ倍増です(先に観て頂くともっと良いですが)。
 ハードカバーで少々お値段が...と言うのはありますが。スターウォーズに比べて日本ではいまいち認知度が低いので、部数もそんなに出ないかもしれないし、いたしかた無いですが。

 新シリーズのスタートレック ディスカバリーは、まだ未見(Netflixで配信の為)ですが、今年(2019年)から第二シーズンが始まったようですし、更に今年末?あたりには、本書のピカードを主人公にした新シリーズが始まるようで楽しみです(第3シーズンまでは確定しているらしい)。CS のスーパードラマTVには頑張って放映権を獲得していただきたいものです。

【スタートレック関連サイト】
スタートレック(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
 シリーズ全体の年表が便利。スタトレ初めての方は先ずはここから。
新スタートレック エピソードガイド WWW Edition
 TVシリーズ全176話のエピソードガイド+α
STER TREK U.S.S Kyushu
 基礎情報やエピソードガイド、詳細データ等盛りだくさん。おすすめです。

SF, TV

Posted by null-a